一覧へ戻る
景福宮 ― 朝鮮王朝五百年の心臓部
🏯 歴史 ソウル

景福宮 ― 朝鮮王朝五百年の心臓部

王たちの夢と挫折が刻まれた、ソウル最大の宮殿をめぐる

執筆 李 賢秀 8 min 2025年12月18日 5,885

ソウルの中心、北岳山を背に静かに佇む景福宮(キョンボックン)。その名は「天が大いなる福を与える」という意味を持ちます。1395年、朝鮮王朝の創始者・太祖李成桂によって正宮として築かれました。

勤政殿(クンジョンジョン)の広場に立つと、石畳に刻まれた品階石が目に入ります。文官と武官が位の順に整列したこの場所には、五百年の政(まつりごと)の緊張が今も漂います。

豊臣秀吉による文禄・慶長の役で一度は焼失し、長く荒廃しましたが、19世紀に興宣大院君の手で再建されました。日本統治時代には多くの建物が取り壊されましたが、近年の復元事業によって往時の威容が少しずつ甦っています。

光化門の前で行われる王宮守門将交代式は必見。韓服をまとった衛兵の所作の一つひとつに、歴史を未来へつなぐ静かな誇りが宿っています。

STORIES

関連ストーリー

すべて見る