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ハングルの誕生 ― 民を想った王の文字
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ハングルの誕生 ― 民を想った王の文字

世宗大王が遺した、世界が称賛する表音文字の物語

執筆 鄭 多恵 6 min 2025年12月22日 25,147

15世紀の朝鮮では、文字といえば漢字でした。学ぶには長い年月と財力が必要で、庶民にとって読み書きは遠い世界のものでした。

この状況を憂えた第四代王・世宗(セジョン)は、学者たちと共に新しい文字の創製に取り組みます。1443年に完成し、1446年に「訓民正音(フンミンジョンウム)」として公布されました。

ハングルの母音は「天・地・人」を象り、子音は発声時の口や舌の形をかたどっています。わずか24の字母で、あらゆる音を書き表せる科学的な仕組みは、現代の言語学者をも驚かせます。

民を想う心から生まれた文字。それが今、世界で最も合理的な文字のひとつと評されているのです。

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